公開日 2026年06月09日
昨日発生したフィリピン沖地震による津波注意報。本校および幼稚園は、児童・園児の安全を最優先とした「垂直避難(校舎の3階への避難)」および「沿岸地区児童の保護者引き渡し」を実施いたしました。
保護者の皆様におかれましては、急な対応にもかかわらず、迅速かつ冷静にご協力いただき、心より御礼申し上げます。
🏢 11:30の到達予想に向け、静かに3階へ「垂直避難」
嘉手納小学校・幼稚園は海抜約20mの場所に位置していますが、海岸に近く、比謝川沿いでもあるため、予想される津波の高さ1mという情報と、嘉手納町全域への避難注意報発令を受け、即座に垂直避難を決定しました。
4校時、津波到達予想時刻の11:30を目安に、全児童・園児が静かに3階(5・6年生フロア:海抜27m地点)へと移動を開始しました。 突然の出来事に、特に幼稚園児の中には不安そうな表情を浮かべる子もいましたが、先生や支援員が一人ひとりに優しく寄り添い、「大丈夫だよ、先生たちがついているからね」と声をかけ、落ち着かせながら安全に避難を完了しました。


📺 固唾をのんで見守った情報収集と、その後の安全指導
3階フロアに全児童・教職員が集まり、NHKの地震・津波中継を固唾をのんで見守りました。幸いにも、震源地付近のみならず日本に到達した津波は微弱であることが確認され、安全が確保されたため、子供たちは教室へ戻り給食をとりました。

午後の授業では、改めて「放課後は絶対に水辺(海や川)に近寄らないこと」「寄り道をせずにまっすぐ帰宅すること」を全校で徹底して共通確認し、一斉下校の措置をとりました。
🤝 「チーム嘉手納」の底力:スムーズな保護者引き渡しと上級生の優しさ
避難注意報が継続して発令されていた沿岸地区の児童については、保護者への直接引き渡しを行いました。教職員の臨機応変な連携により、大きな混乱もなくスムーズに全員を保護者の元へと引き渡すことができました。
この緊迫した状況の中で、私が感動した光景がありました。 図書室で保護者のお迎えを待っている間、ある上級生が、不安そうな下級生に対して「大丈夫だよ」と優しく頭をなでながら、寄り添って絵本を読んであげていたのです。

学校のリーダーとしての優しさと頼もしさに、対応に追われていた私も、胸が熱くなりました。

🏠 校長からのメッセージ
今回の有事において、大きなトラブルもなく全員の安全を守り抜くことができたのは、これまでの避難訓練の成果であり、教職員のプロとしての動き、そして何より嘉手納っ子たちの素晴らしいチームワークのおかげです。
「自分の命は自分で守る」こと、そして「周りの人を大切にする」こと。 子供たちが身をもって証明してくれた、誇らしい一日となりました。ご家庭でもぜひ、昨日の頑張りをたくさん褒めてあげてください。そして、今一度「我が家の避難先」についても話し合ってみてくださいね。
